Soco
グラフィックデザイン|広告ポスター
架空のシェアサイクルアプリ「Soco」の利用を促す広告ポスターです。
最初に作った案から完成まで、「自分が気に入るデザイン」と「相手に伝わるデザイン」は違うということを、何度も作り直しながら学んだ作品です。
最終案では、「アプリを開けばすぐ自転車が見つかる」という機能だけでなく、その先にある“街を自由に移動できる楽しさ”まで一枚で伝えることを目指しました。
- ターゲット
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都市部で働く社会人や学生。
満員電車や長い徒歩移動に疲れていて、シェアサイクルには興味があるものの、
「手続きが面倒そう」
「使い方が難しそう」
と感じている人を想定しました。 - 課題
シェアサイクルに「手続きが面倒」「使い方が難しそう」というイメージがある。
- 目的
Socoの「すぐに自転車を見つけられる手軽さ」と、「自転車で移動する楽しさ」をポスターを見た瞬間に伝え、アプリの利用につなげる。
伝え方の設計
最終案では、あえてシェアサイクルそのものとは直接関係のない
「Socoを開けば、イチョウ並木もすぐ行ける」
というコピーを採用しました。
「自転車を借りられる」と説明するよりも、その自転車でどこへ行けるのかを見せた方が、初めて見る人にもサービスの価値を想像してもらえると考えたからです。
上部ではアプリで自転車を見つける場面、下部では実際にイチョウ並木を走る場面を配置し、「自転車を見つける → 移動を楽しむ」という体験を一枚の中で伝える構成にしました。
デザインプロセス
初稿では青を基調に、説明文も多く配置していました。
そこから「通行人が一瞬見ただけで何を受け取るか」を軸に、情報量、コピー、ビジュアルを見直しました。
色も、機能的・スポーティーに見える青から、仕事終わりに少し気持ちが明るくなるようなオレンジを中心とした暖色へ変更。
説明するポスターから、「このサービスを使うとこんな時間が過ごせる」と想像してもらうポスターへと変えていきました。
検討案 A
検討案 B
最終案
検討案 A・B の制作順序は、手元の資料からは確認できていません。
学び
初稿では、自分では「見栄えよくできた」と感じていましたが、先生から
「通行人はこんなに長い文章を読まない」
「この自転車のビジュアルは、本当に想定しているサービスに合っているのか」
といった指摘を受けました。
そこで初めて、ポスターは「一瞬しか見ない相手にどんな印象を残せるかを考えるもの」だと気づきました。
それ以来、デザインを作るとき、「私はこれが好きか」だけでなく、「相手には何が伝わるか」を考えるようになりました。
完成したポスター以上に、その考え方の変化が自分にとって大きな成果だった作品です。